synoptic
synopticは、もともとギリシャ語で共に(syn)と見る(optic)を組み合わせた言葉であり、複数の視点や情報を一度に俯瞰して捉えるという核心的なニュアンスを持っています。文脈によって専門的な意味合いが大きく異なりますが、共通しているのは全体像を一度に把握するという視点です。
分野別の使い分け
この単語は主に三つの異なる専門分野で使用されます。
聖書研究においては、マタイ、マルコ、ルカの三つの福音書が似た構成や内容を持っているため、これらをまとめて共観福音書と呼びます。ここでは、複数の文書を並べて比較できる状態を指します。
気象学においては、ある特定の瞬間に広範囲の気象状況を捉えた総観天気図などを指します。局所的な現象ではなく、大気全体の流れを俯瞰的に分析する際に用いられます。
一般的な文脈では、詳細に踏み込むのではなく、要点をまとめた概括的な概要を提示することを意味します。例えば、複雑な問題に対してsynoptic view(概括的な視点)を持つことは、全体的な傾向を把握することを指します。
類義語との使い分けsynopticは、単に短いことを意味するbriefやconciseとは異なります。briefが時間の短さや分量の少なさに焦点を当てるのに対し、synopticは全体を網羅しつつ、要点を抽出して俯瞰するという構造的な視点を強調します。また、summaryが結果としての要約であるのに対し、synopticはその要約に至るための視点や手法としての性質が強い言葉です。
意味
ある主題について、全般的な概要や要約を提供する様子
The report provides a synoptic view of the current economic climate.
その報告書は、現在の経済状況について概括的な視点を提供している。
似たような順序と内容を共有する、マタイ、マルコ、ルカの正典三福音書に関する様子
Scholars often analyze the synoptic problem to determine the literary relationship between the three gospels.
学者は、三つの福音書の間の文学的な関係を判断するために、共観福音書問題を分析することが多い。
ある一時点における広範囲の気象条件を示す天気図に関する様子
The meteorologist examined the synoptic chart to predict the movement of the high-pressure system.
気象学者は、高気圧の動きを予測するために総観天気図を調べた。