anticyclone
気象学における anticyclone は、中心部の気圧が高く、周囲よりも気圧が高い領域を指します。日本語では一般的に高気圧と訳されます。この気象系では、空気が中心から外側に向かって時計回り(北半球の場合)に吹き出し、下降気流が発生するため、雲ができにくく、一般的に快晴で穏やかな天候をもたらすのが特徴です。
気象用語としての使い分け
日常会話で使われる高気圧は、単に現在の気圧が高い状態を指すことが多いですが、anticyclone はより専門的な気象学の用語であり、特定の構造を持つ高気圧系というシステム全体を指します。対義語である cyclone(低気圧)が嵐や悪天候を伴うのに対し、anticyclone は安定した天候と結びついた概念です。
安定した天候: The region is under the influence of a strong anticyclone.(その地域は強い高気圧の影響下にある。)
対照的な概念: cyclone が上昇気流と不安定な天候を象徴するのに対し、anticyclone は下降気流と安定した天候を象徴します。
学習上の注意点
日本語の高気圧という言葉は非常に幅広く使われますが、英語で high pressure と言う場合は単に高い気圧(数値)を指すことが多く、anticyclone はその気圧配置によって形成された気象系(システム)を指すというニュアンスの違いがあります。文脈に応じて、単なる数値としての高気圧か、あるいは天候を支配するシステムとしての高気圧系かを区別して使い分ける必要があります。
Used when referring to individual high-pressure systems moving across a map, such as two anticyclones colliding over the Atlantic.
意味
中心部の気圧が高く、通常は快晴で穏やかな天候をもたらす気象系
The region experienced a prolonged drought due to a stationary anticyclone.
停滞性の高気圧のため、その地域では長期的な干ばつに見舞われた。