paradox
/ˈpaɹədɒks/
paradoxは、単なる間違いや不一致ではなく、表面上は矛盾しているように見えながら、実は深い真理や論理的な正当性を秘めているというニュアンスを持ちます。日本語では逆説や矛盾と訳されますが、特に論理学や哲学的な文脈では、一見あり得ないことが実際には成立している状態を指します。
意味の使い分けとニュアンス
この単語には大きく分けて二つの方向性があります。一つは、論理的な命題としての逆説です。例えば、選択肢が増えるほど選びにくくなるという状況のように、直感に反するが真実であるという概念を指します。もう一つは、人物や状況が持つ矛盾した存在としての側面です。これは、相反する性質を同時に持っている人物などを描写する際に使われ、単なる欠点ではなく、複雑さや意外性を強調する表現となります。
論理的な逆説の例: The paradox of choice(選択の逆説)
人物の矛盾した性質の例: He is a paradox; a tough soldier who loves poetry.(彼は矛盾した存在だ。屈強な軍人でありながら詩を愛している。)
類義語との違いcontradictionとの使い分けに注意してください。contradictionは、単純に二つの事柄が食い違っており、どちらかが間違っているという矛盾や対立を指します。一方でparadoxは、矛盾しているように見えても、その中に何らかの真実や合理性が含まれているという肯定的な、あるいは探求的なニュアンスが含まれます。
contradiction: AとBがぶつかり合っており、成立しない状態。
paradox: AとBが矛盾しているように見えるが、実はどちらも正しい、あるいはその矛盾こそが本質である状態。
文法的な注意点
名詞として使用され、可算名詞であるため、単数形では不定冠詞 a を伴い、複数形では paradoxes となります。また、形容詞形は paradoxical となり、逆説的なや矛盾したという意味で用いられます。
意味
一見すると不合理または自己矛盾しているように見えるが、詳しく調べたり説明したりすると正当であると証明される記述や命題
The paradox of choice suggests that having too many options can actually make it harder to make a decision.
選択の逆説とは、選択肢が多すぎると実際には決定を下すことがより困難になるという考え方だ。
矛盾する特徴や性質を併せ持つ人物、物、または状況
He is a bit of a paradox; he is a professional boxer who loves poetry and classical music.
彼は少し矛盾した人物だ。プロのボクサーでありながら、詩やクラシック音楽を愛している。
例文
The paradox of choice suggests that too many options hinder decision making.
選択の逆説とは、選択肢が多すぎると意思決定の妨げになるという考え方だ。
He is a paradox, a fierce athlete with a gentle soul.
彼は、激しいアスリートでありながら優しい心を持つという、矛盾した存在だ。