dualism
概念的な二分法と哲学的な視点
dualismは、世界や人間が互いに相反する、あるいは独立した二つの根本的な要素から成り立っているという考え方を指します。最も一般的なのは、精神(心)と物質(体)を完全に別個のものとして捉える心身二元論です。これは、単に二つのものが存在するという意味ではなく、それらが本質的に異なり、互いに還元できないという強い対立や分離のニュアンスを含んでいます。
文脈による使い分け
哲学的な文脈では、善と悪、光と闇といった対立概念を扱う理論として使われます。一方で、社会的な文脈では、政治的な分断や、二つの相反する価値観が共存している不安定な状態を表現する際に用いられます。
哲学的な例: mind-body dualism(心身二元論)
社会的な例: political dualism(政治的な二元性)
混同しやすい表現との違い
dualityとの違いに注意してください。dualismが主に理論や信念、主義という体系的な側面を強調するのに対し、dualityは二重性や二面性という、ある物事が持つ性質や状態そのものを指します。例えば、光が粒子としての性質と波としての性質を併せ持つことは wave-particle duality と言い、これを一つの主義として掲げる場合は dualism に近い概念になります。
意味
宇宙や人間が、基本的で還元不能な、しばしば対立する二つの要素から構成されているという信念または哲学的な理論
"The philosopher argued that mind-body dualism explains the separation of consciousness from physical matter."
その哲学者は、心身二元論が意識と物質的な肉体の分離を説明すると主張した。
対照的な二つの原理、信念、または状態が共存していることを特徴とする思考体系や状況
"The political landscape was characterized by a sharp dualism between traditionalists and reformers."
政治情勢は、伝統的な保守主義と急進的な進歩主義との間の極端な二元性によって特徴づけられていた。