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monoid

モノイド
名詞
複数形: monoids

monoidは、数学、特に抽象代数学や計算機科学において非常に重要な概念です。簡単に言えば、ある集合に対して、どのような2つの要素を選んで演算させても必ずその集合内の要素になり(閉鎖性)、演算の順序に関わらず結果が変わらず(結合律)、さらに何をやっても値を変えない特別な要素(単位元)が存在する構造を指します。

群との決定的な違い

monoidを理解する上で最も重要なのは、group(群)との違いです。groupでは、すべての要素に対して逆元(演算して単位元に戻す要素)が存在することが必須条件となります。しかし、monoidでは逆元の存在を要求しません。例えば、自然数への加算は、単位元である0を持ちますが、正の数に対して足して0にする負の数が自然数に含まれないため、groupではなくmonoidとなります。

計算機科学における応用

プログラミングや関数型言語の文脈では、monoidはデータの集約や並列処理の基盤として利用されます。文字列の連結(空文字列が単位元)や、数値の合計などは代表的な例です。この構造を持つことで、大きなデータを小さな断片に分割して個別に処理し、後でそれらを結合して一つの結果にまとめることが数学的に保証されるため、分散コンピューティングにおいて非常に有用な特性となります。

意味

名詞モノイド

結合的な二項演算と単位元を備えた集合からなる代数構造のこと

The set of all strings over a given alphabet forms a free monoid under the operation of concatenation.

あるアルファベット上のすべての文字列の集合は、連結操作の下で自由モノイドを形成する。

関連語

Last Updated: May 2026Report an Error