groundmass
地質学において groundmass は、火成岩の組織を構成する微細な粒子状の物質を指します。これは、ゆっくりと冷却されて形成された大きな結晶である斑晶(phenocrysts)の隙間を埋めるように存在する、非常に細かい結晶やガラス質の物質のことです。一般的に、マグマが地表付近で急速に冷却された際に形成されるため、顕微鏡でなければ個々の結晶を確認できないほど微小な状態であるのが特徴です。
石基と基質の区別
地質学的な文脈では groundmass を石基と訳しますが、より広義な意味での matrix(基質)と混同されることがあります。groundmass は主に火成岩の急速冷却による微細組織を指すのに対し、matrix は堆積岩や変成岩において、大きな粒子や結晶の間を埋めているより細かい物質全般を指す傾向があります。したがって、火成岩の組織を具体的に記述する際には groundmass という用語を用いるのが適切です。
組織の記述における役割
岩石の記述において、石基の性質(色や組成)は、その岩石がどのような環境で冷却されたかを知る重要な手がかりになります。例えば、以下のような表現で使い分けられます。
斑晶が目立つ組織を斑状組織と呼び、その背景となる部分が groundmass です。
石基が完全にガラス質である場合、それは極めて急速な冷却(急冷)があったことを示唆します。
意味
斑晶と呼ばれる大きな結晶が埋め込まれている、岩石のより粒子の細かい部分のこと
The volcanic rock exhibited a dark, glassy groundmass surrounding large plagioclase crystals.
その火山岩は、大きな斜長石の結晶を取り囲む、暗色のガラス質の石基を示していた。