gram stain
グラム染色
名詞
複数形: gram stains
gram stainは、細菌学において最も基本的かつ重要な鑑別診断手法の一つです。この手法は、細菌の細胞壁に含まれるペプチドグリカンの量や構造の違いを利用して、細菌を大きく二つのグループに分けるために使用されます。臨床現場では、適切な抗菌薬を選択するための迅速な判断材料として非常に重宝されています。
陽性と陰性の区別
染色の結果、紫色に染まるものはgram-positive(グラム陽性)、赤色または桃色に染まるものはgram-negative(グラム陰性)と判定されます。この色の違いは、単なる視覚的な区別ではなく、細胞壁の厚みという物理的な構造の差を反映しています。例えば、ブドウ球菌などは陽性であり、大腸菌などは陰性であるという明確な生物学的特性に基づいています。
診断における実用的な役割
この手法の最大の利点は、培養結果が出る前に細菌の概略的な性質を把握できる点にあります。医師はgram stainの結果を見ることで、原因菌が陽性か陰性かを即座に判断し、広域抗菌薬からより標的を絞った治療へと切り替えるタイミングを決定します。ただし、一部の細菌(例えばマイコプラズマなど)は細胞壁を持たないため、この手法では染まらないという点に注意が必要です。
意味
名詞グラム染色
微生物学において、細胞壁の化学的および物理的特性に基づき、細菌種をグラム陽性とグラム陰性の二つの大きなグループに分類するために用いられる分染法のこと
The technician performed a gram stain to identify the bacteria causing the infection.
技術者は、感染の原因となっている細菌を特定するためにグラム染色を行った。
関連語
bacteriamicroscopepeptidoglycancrystal violetiodineethanolsafranincell wallmicrobiologypathogencultureagarpetri dishstainingdyechromogenfixationsmearslidecoverslipmagnificationobjective lensocularmicroorganismgenusspeciesstaphylococcusstreptococcusescherichia colisalmonellapseudomonasbacillusclostridiummycoplasmaendosporecapsuleflagellapilicytoplasmmembranelipopolysaccharideteichoic acidperiplasmdiagnosticlaboratorybiomedicineinfectionantibioticpenicillinsusceptibilityinoculationincubationmorphologytaxonomyphylogenyprokaryoteeukaryoteautoclavesterilizationasepticpipettecentrifugereagentdecolorizationcounterstainmordantbiopsysputum