quilt
quiltは、単に暖かい掛け布団を指すだけでなく、その製造工程であるキルトを縫うという行為や、装飾的なパッチワーク技術と密接に結びついた言葉です。日本語でもキルトという言葉は定着していますが、英語では実用的な寝具としての側面と、伝統的な手芸としての側面のどちらでも頻繁に使われます。
意味上の使い分け
名詞として使う場合は、2枚の布の間に綿やウールなどの詰め物を入れ、ステッチで固定した厚手の布団を指します。一方で動詞として使う場合は、そのような布団を作るために布を縫い合わせる作業そのものを指します。単なる blanket(毛布)との違いは、quiltが層構造を持っており、ステッチによって中身がずれないように固定されている点にあります。
実用的な寝具: a heavy quilt for winter(冬用の厚いキルト)
手芸としての作業: she spent months quilting a baby blanket(彼女は赤ちゃん用の掛け布団を数ヶ月かけて縫った)
混同しやすい表現
日本語でパッチワークと呼ぶ手法は、英語では patchwork と言いますが、そのパッチワークした布に詰め物を入れて縫い合わせた完成品が quilt です。したがって、patchwork は布を継ぎ合わせる手法に焦点を当てた言葉であり、quilt は層状の構造を持つ完成した製品やその製法に焦点を当てた言葉であるという概念的な違いがあります。
❌ I am quilting these small fabric scraps.(小さな布端を継ぎ合わせているだけなら patchworking が適切です)
✅ I am quilting the top and the batting together.(表地と詰め物を一緒に縫い合わせている場合は quilting を使います)
意味
2枚の布の間に詰め物を入れ、一緒に縫い合わせた暖かい掛け布団
She slept under a heavy handmade quilt during the winter.
彼女は冬の間、手作りの厚いキルトにくるまって眠った。
掛け布団を作るために、詰め物を挟んだ2枚以上の布を一緒に縫い合わせる
My grandmother spent months quilting a beautiful pattern for the baby.
祖母は赤ちゃんのために美しい模様のキルトを数ヶ月かけて縫った。