mycobacterium
マイコバクテリウム属菌
名詞
複数形: mycobacteria
mycobacteriumは、結核やハンセン病などの深刻な感染症を引き起こす細菌を含む、非常に特殊なグループの細菌を指します。最大の特徴は、細胞壁にミコール酸という脂質を大量に含んでいることで、これにより蝋のような厚い壁が形成されています。この構造が、多くの一般的な抗生物質や消毒剤に対する強い耐性を生み出しており、医学的な治療において非常に困難な相手となる要因となっています。
抗酸菌としての特性
この細菌は、染色法において抗酸性を示すため、一般的に抗酸菌と呼ばれます。通常の染色法では染まりにくいため、ツィール・ニールゼン染色などの特殊な手法が用いられます。臨床現場では、痰や組織などの検体からこれらの菌を検出することが、結核などの診断において極めて重要です。
病原性と非病原性の区別
すべてのmycobacteriumが病原性を持つわけではありません。大きく分けて以下の二つのグループに分類されます。
病原性マイコバクテリウム:Mycobacterium tuberculosis(結核菌)やMycobacterium leprae(らい菌)のように、人間に疾患を引き起こすもの。
非病原性マイコバクテリウム:環境中に広く存在し、通常は健康な人に影響を与えないもの。ただし、免疫力が低下している患者においては、日和感染症の原因となることがあります。
意味
名詞マイコバクテリウム属菌
結核やハンセン病の原因菌を含む、ミコール酸を豊富に含む蝋のような細胞壁を特徴とする抗酸菌の一属
The laboratory confirmed the presence of a mycobacterium in the patient's sputum sample.
検査室は、患者の痰の検体の中にマイコバクテリウム属菌が存在することを確認した。