lyase
lyaseは、加水分解や酸化を伴わずに化学結合を切断する酵素の総称です。この反応の結果として、分子内に二重結合が形成されたり、あるいは環状構造が作られたりするのが大きな特徴です。生化学的な文脈では、代謝経路における重要な中間体の生成に寄与する酵素として扱われます。
他のリパーゼやヒドロラーゼとの違いlyaseを理解する上で重要なのは、hydrolase(加水分解酵素)との違いです。hydrolaseは水分子を用いて結合を切断しますが、lyaseは水を使わずに結合を切断します。また、oxidoreductase(酸化還元酵素)のように電子の移動を伴う反応とは異なり、非酸化的な方法で分子を分解します。例えば、脱炭酸酵素(デカルボキシラーゼ)は、二酸化炭素を切り離すことで二重結合を形成させるため、代表的なlyaseに分類されます。
実用的な分類と例lyaseは、その反応の方向によって、結合を切断する方向(分解)だけでなく、逆に二重結合に分子を付加させる方向(合成)に作用することもあります。具体例としては、以下のようなものが挙げられます。
フマラーゼ:ジカルボン酸に作用し、代謝サイクルにおいて重要な役割を果たします。
デカルボキシラーゼ:カルボキシル基を除去して二酸化炭素を放出させます。
デヒドラターゼ:水分子を除去して二重結合を形成させます。
意味
加水分解や酸化以外の方法で様々な化学結合の切断を触媒し、しばしば新しい二重結合や環状構造を形成する酵素のこと
The enzyme fumarase is a well-known example of a lyase that acts on dicarboxylic acids.
酵素のフマラーゼは、ジカルボン酸に作用するリアーゼのよく知られた例である。