frit
フリット
名詞
複数形: frits
fritは、ガラスやセラミックスの製造工程において、原料の均質性を高めたり、融点を調整したりするために用いられる中間素材です。通常、シリカなどの主成分にフラックス(融剤)を混ぜて一度溶融させ、それを水などで急冷して砕いたガラス状の粒状体として作られます。これにより、化学的に不安定な成分を安定させ、釉薬やガラスの調合を容易にする役割を果たします。
工業的用途と利点
この素材を使用する最大の利点は、製造過程でのガス発生を抑え、気泡の混入を防げることです。また、水に溶けやすい成分をあらかじめガラス化しておくことで、釉薬として使用する際の保存安定性が向上します。例えば、ホウ酸などの揮発しやすい成分を含む場合、そのまま混ぜるのではなくfritとして導入することで、成分の損失を防ぎ、意図した通りの発色や質感を得ることが可能になります。
セラミックスにおける役割
陶芸や工業用セラミックスの分野では、特に釉薬の融点を下げるために不可欠な素材です。fritを適切に配合することで、窯の温度を下げても釉薬が十分に溶け、滑らかなガラス層を形成させることができます。これにより、エネルギー効率の向上や、高温に耐えられない粘土質の素地への施釉が可能になります。
意味
名詞フリット
シリカとフラックスを混合して溶融させ、それを水で急冷してガラス状の粒状体にしたもの。ガラスやセラミックスの製造における原料として使用されること
The potter added a specialized boron frit to the glaze to lower the melting point.
陶芸家は融点を下げるため、釉薬に特殊なホウ酸フリットを加えた。
関連語
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