arc
この単語は、物理的な形状から物語の構造、電気現象まで、非常に幅広い文脈で使用されます。最も一般的な意味は円周の一部である弧ですが、単なる図形としての線だけでなく、物体が空中で描く放物線のような軌道を指す際にも頻繁に用いられます。
物語における比喩的な表現
現代の英語では、特に映画や小説などの批評において story arc や character arc という表現が多用されます。これは物語の始まりから終わりにかけて、登場人物が経験する感情的な変化や成長、あるいは筋書きの起承転結による展開を指します。日本語では単にストーリーや展開と訳されることが多いですが、英語では物語を一つの大きな曲線(弧)に見立てて、上昇と下降がある構造として捉えるニュアンスが含まれています。
❌ The story has a good arc. (物語に良い弧がある。:不自然な直訳)
正しい表現: The story has a satisfying character arc. (その物語は、登場人物の納得のいく感情的な展開を描いている。)
電気的な専門用語としての注意点
電気工学の分野ではアーク放電を指します。日本語でもカタカナでアークと呼ぶため馴染み深い言葉ですが、英語の arc はもともと弧を意味しており、電極間に飛び火する電気が弓のような曲線を描くことからこの名がついたものです。日常会話で arc と言った場合、文脈によって図形の弧なのか物語の展開なのか電気的な火花なのかを判断する必要があります。
文法的な特徴
名詞として使用される場合は可算名詞であり、単数形と複数形を使い分けます。また、動詞として使用される場合は、物体が曲線を描いて移動することを意味し、自動詞と他動詞の両方で機能します。
Countable when referring to a specific geometric segment or a story's progression. Uncountable when referring to the general phenomenon of electrical discharge.
意味
曲線の部分、特に円周の一部
The projectile followed a high arc through the air.
投射物は空中で高い弧を描いた。
二つの導体間の隙間を飛び越える、光を放つ電気放電
A bright blue arc leaped from the battery terminal to the frame.
バッテリー端子からフレームへ、鮮やかな青いアーク放電が飛び散った。
物語における、始まりから終わりまでの登場人物や筋書きの進展
The protagonist has a satisfying emotional arc over the three seasons.
主人公は三つのシーズンを通して、納得のいく感情的な展開を見せた。
曲線的な経路で移動させる
The ball arced perfectly into the hoop.
ボールは完璧な弧を描いてリングに入った。
曲線的な経路を形成する、またはそれに沿って移動する
The rocket arced over the horizon.
ロケットは地平線の上に弧を描いた。
例文
The projectile followed a high arc through the air.
投射物は空中で高い弧を描いた。
A bright blue arc leaped from the battery terminal.
バッテリー端子から鮮やかな青いアーク放電が飛び散った。
The protagonist has a satisfying emotional arc over the series.
主人公はシリーズを通して、納得のいく感情的な展開を見せた。
The ball arced perfectly into the hoop.
ボールは完璧な弧を描いてリングに入った。
The rocket arced over the horizon.
ロケットは地平線の上に弧を描いた。