think
日本語の思うや考えるは非常に広い意味を持ちますが、英語の think は文脈によってそのニュアンスが明確に分かれます。単に直感的にそう感じるのか、あるいは論理的に思考を巡らせているのかによって、使い分けが必要です。
思考のプロセスと信念の区別think には大きく分けて、ある事柄を真実だと信じている状態(信念)と、答えを出すために頭を使うプロセス(思考)の二つの側面があります。
信念や意見としての think: 〜だと思うという個人の見解や推測を表します。この場合、深い熟考よりも、現在の判断や直感的な意見を述べる際に使われます。例えば、I think it will rain tomorrow(明日は雨が降ると思う)のように、根拠がある場合もなければ、単なる予想である場合もあります。
思考プロセスとしての think: 〜について考えるという能動的な知的活動を指します。問題解決のために時間をかけて検討したり、計画を練ったりする状態です。例えば、I need time to think about the offer(その申し出について考える時間が必要です)のように、結論を出すためのプロセスを強調します。
類義語との使い分け
日本語ではどちらも考えると訳されることが多いですが、英語では think 以外に consider や believe といった言葉があり、これらと明確に区別されます。
think と consider: think がより一般的でカジュアルな思考を指すのに対し、consider はより慎重に、あるいは公式に検討することを意味します。単に思うのではなく、熟考するというニュアンスが強くなります。
think と believe: think が主観的な意見や不確かな推測を含むのに対し、believe はより強い確信や、価値観に基づいた信念を表します。I think he is honest は(たぶん)彼は正直だと思うというニュアンスですが、I believe he is honest は彼は正直だと信じているという強い信頼感を示します。
文法的な注意点think を使って意見を述べる際、I don't think... という否定形が好んで使われます。日本語では〜だとは思わないと後ろで否定しますが、英語では I think... not ではなく、前方の think を否定して I don't think (that) ... とする方が自然な響きになります。
意味
誰かや何かについて、特定の意見や信念を持つこと
I think he is a wonderful teacher.
彼は素晴らしい教師だと思う。
何かを検討したり、問題を解決したりするために頭を使うこと
Please give me a moment to think.
考える時間を少しください。
ある状況が真実であると想像したり信じたりすること
I think it will rain tomorrow.
明日は雨が降ると思う。