tempt
temptは、単に誘うのではなく、本能的な欲求や好奇心を刺激して、本来なら避けるべきことや、道徳的に正しくないこと、あるいはリスクのあることに惹きつけられる心理状態を指します。日本語の誘惑するに近いですが、単なるお誘いではなく、やってはいけないと分かっているけれど、どうしてもやりたいという葛藤が含まれる点が特徴です。
意味の使い分けとニュアンス
この単語には大きく分けて二つの方向性があります。一つは、美味しい食べ物や魅力的な提案などによって、誘惑されるケースです。もう一つは、あえてリスクのある状況を作り出し、相手がどう反応するか、あるいは運が味方するかを確かめるあえて試すというケースです。
誘惑される例: I was tempted to eat the cake(ケーキを食べたい誘惑に駆られた)のように、理性を上回る欲求がある場合に使われます。
あえて試す例: Don't tempt fate(運を天に任せてあえて試すようなことはするな)のように、危険な賭けに出る状況を指します。
類義語との違いtemptは、attractやinviteとは明確に異なります。attractは単に興味や関心を引くことであり、inviteは正式に招待したり、ある結果を招き寄せたりすることを指します。一方でtemptは、そこに抵抗感やリスクという要素が不可欠です。例えば、健康のために甘いものを控えている人がケーキを見た時に感じるのはattractではなくtemptです。
文法的な注意点
多くの場合、be tempted to do(〜したい誘惑に駆られる)という受動態の形で使われます。これは、外部からの刺激によって自分の心が動かされた状態を表すためです。また、能動態で tempt someone to do とすると、(誰か)を誘惑して〜させるという強い働きかけを意味します。
意味
特に間違ったことや賢明ではないことを、誰かにしたくなるように仕向ける
The smell of fresh bread tempted him to break his diet.
焼きたてのパンの香りに誘われて、彼はダイエットを破りそうになった。
リスクを冒すことで、誰かが何かをするか、あるいは何かが起こるかどうかを確かめようとする
I didn't want to tempt fate by leaving the door unlocked.
ドアに鍵をかけないことで、運を天に任せてあえて試すようなことはしたくなかった。