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tautomer

トートマー
名詞
複数形: tautomers

tautomerは、化学的に非常に密接な関係にある構造異性体の一種を指します。最大の特徴は、水素原子などの小さな原子が移動し、同時に二重結合の位置が変化することで、別の構造へと容易に変換される点にあります。この現象は化学平衡によって制御されており、溶液中で複数の形態が共存していることが一般的です。

構造異性体との違い

一般的な構造異性体(structural isomer)は、結合の組み換えに大きなエネルギーを必要とするため、通常は互いに変換されません。しかし、tautomerは非常に低いエネルギー障壁で相互変換が起こるため、動的な平衡状態にあることが特徴です。最も代表的な例として、カルボニル基を持つケト形と、ヒドロキシ基を持つエノール形の間の変換が挙げられます。

化学的性質への影響

どの形態が優勢であるかは、溶媒の極性やpHなどの環境条件によって大きく変わります。この性質は、生体内のDNA塩基の安定性や、医薬品の代謝プロセスなど、生物学的および化学的な反応性に決定的な影響を与えます。そのため、特定の反応においてどちらの形態が反応点となるかを理解することが極めて重要です。

意味

名詞トートマー

原子または化学基の移動によって容易に相互変換可能な、単一化合物の2つ以上の構造異性体のうちのひとつであること

The keto and enol forms of the molecule are each a tautomer of the other.

その分子のケト形とエノール形は、それぞれ互いのトートマーである。

関連語

Last Updated: July 8, 2026Report an Error