tarsus
足根骨 / 跗節
名詞
複数形: tarsi
tarsusは、生物学的な文脈によって指し示す部位が大きく異なります。脊椎動物(特に哺乳類や鳥類)においては、足首から足の付け根にかけての骨の集まりである足根骨を指しますが、昆虫などの節足動物においては、脚の先端に近い部分にある跗節という関節節を指します。翻訳や学習の際は、対象となる生物がどちらに該当するかを確認することが不可欠です。
解剖学的構造の使い分け
医学的な文脈でtarsusが使われる場合は、主に人間の足首の構造を指し、骨折や捻挫などの臨床的な議論が行われます。一方で、昆虫学や動物学の文脈では、歩行や把握に特化した節足動物の脚の構造として扱われます。このように、同じ単語でありながら、脊椎動物の骨と節足動物の節という全く異なる形態を指す点に注意してください。
混同しやすい用語との違い
英語ではcarpus(手根骨)と対比して使われることが一般的です。carpusが前肢(手首)を指すのに対し、tarsusは後肢(足首)を指します。日本語ではどちらも根骨という言葉が含まれますが、英語では明確に部位が区別されています。また、カタカナでターサスと表記されることは稀であり、専門用語として足根骨または跗節と訳すのが適切です。
意味
名詞足根骨
脊椎動物の足首および足の近位部にある7つの足根骨の集まり
The fracture occurred in the tarsus during the accident.
事故の際、足根骨に骨折が生じた。
名詞跗節
昆虫やその他の節足動物において、脛節と中足節の間にある脚の関節または節
The tarsus of the honeybee is adapted for gripping pollen.
ミツバチの跗節は、花粉を掴むのに適した構造になっている。