reticulocyte
網状赤血球
名詞
複数形: reticulocytes
reticulocyteは、骨髄で生成され、成熟して完全な赤血球になる直前の段階にある未熟な細胞を指します。最大の特徴は、細胞質内にリボソームRNAのネットワークが残っていることであり、これを特殊な染色液で染めると網目状の構造が見えるため、日本語では網状赤血球と呼ばれます。
臨床的な意義と診断への活用
医療現場において、網状赤血球の数を測定することは、骨髄の造血能を評価するために非常に重要です。例えば、貧血がある患者において網状赤血球数が増加している場合は、骨髄が適切に反応して新しい赤血球を急速に生成していることを示します。一方で、出血や溶血などで赤血球が失われているにもかかわらず、網状赤血球数が低い場合は、骨髄自体の機能低下が疑われます。
赤血球との区別
成熟した赤血球(erythrocyte)は、核やリボソームなどの細胞内小器官をすべて消失させており、酸素輸送に特化した構造になっています。それに対し、reticulocyteはまだタンパク質合成に必要な装置を保持しているため、形態的に区別が可能です。血液検査の結果でこれらの数値が変動することで、医師は貧血の原因が原材料の不足(鉄欠乏など)にあるのか、あるいは製造工場である骨髄の不全にあるのかを判断します。
意味
名詞網状赤血球
リボソームRNAのネットワークを保持しており、染色すると網状のパターンとして現れる未熟な赤血球のこと
The patient's reticulocyte count was elevated, indicating a rapid production of new red blood cells.
患者の網状赤血球数が上昇しており、新しい赤血球が急速に生成されていることを示していた。
関連語
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