granulocyte
白血球の一種であり、細胞質内に特有の顆粒を持つ細胞を指します。医学的な文脈では、主に好中球、好酸球、好塩基球の三種類を総称して granulocyte と呼びます。これらの顆粒には、細菌や寄生虫などの外敵を攻撃するための酵素や化学物質が蓄えられており、生体防御における即応部隊のような役割を果たします。
専門用語としての使い分け
日本語では一般的に顆粒球と訳されますが、臨床現場や検査報告書では、より具体的な細胞名(例えば neutrophil なら好中球)が使われることがほとんどです。granulocyte という言葉が使われるのは、個別の細胞種を区別せず、顆粒を持つグループ全体としての特性や、血液疾患における細胞分化の過程について論じる場合です。
適切な表現: 血液中の granulocyte の割合を測定する(顆粒球全体の割合に注目している)。
より具体的な表現: neutrophil の数が増加している(特定の細胞種に注目している)。
混同しやすい用語との違いagranulocyte(無顆粒球)との対比で理解することが重要です。リンパ球や単球のように、細胞質に目立った顆粒を持たない白血球は agranulocyte と呼ばれます。英語の接頭辞 a-(否定・欠如)が付くことで、顆粒を持たないという意味になります。学習者は、この対照的な構造を意識することで、免疫系の細胞分類を整理しやすくなります。
意味
細胞質に、感染症と戦うための酵素やその他の化学物質を含む顆粒を持つことを特徴とする白血球の一種
The patient's blood test showed a significant increase in the number of granulocytes.
患者の血液検査の結果、顆粒球の数が著しく増加していることが分かった。