intergrowth
intergrowthは、主に地質学や材料科学、あるいは生物学的な文脈で使われる専門的な用語です。単に二つのものが隣り合っているのではなく、成長の過程で互いに深く入り混じったり、不可分な状態で結合したりしている様子を指します。文脈によって共晶や癒着と訳し分けられますが、共通しているのは共に成長したという動的なプロセスが含まれている点です。
地質学と材料科学における共晶
鉱物学などの分野では、異なる成分を持つ結晶が同時に成長し、微細な層状や網目状に絡み合った状態を指します。例えば、intergrowthという表現を用いることで、単なる混合物ではなく、結晶構造レベルで密接に結合していることを強調できます。これに対し、単に物質が混ざっている状態を指す mixture とは、その形成プロセスと構造的な密着度において明確に区別されます。
生物学における癒着
植物学や解剖学の文脈では、本来は別々の組織や器官であるものが、成長過程で融合して一体化することを指します。この場合、物理的に切り離すことが困難な状態を表現します。例えば、根や茎が完全に一体化している状態を intergrowth と表現し、単に接触しているだけの contact や、後からくっついた adhesion とは異なる、成長に伴う不可逆的な融合であることを示します。
意味
結晶化の過程で、二種類以上の異なる鉱物や材料が共に成長し、互いに絡み合ったり結合したりすること、またはその結果
The thin section of the rock revealed a complex intergrowth of quartz and feldspar.
岩石の薄片から、石英と長石の複雑な共晶が明らかになった。
特に生物学的または植物学的な文脈において、別々の組織や器官が融合して共に成長している状態
The intergrowth of the root systems made it impossible to separate the two shrubs without damaging them.
根系が癒着していたため、二つの低木を傷つけずに切り離すことは不可能だった。