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dioxygenase

ジオキシゲナーゼ
名詞
複数形: dioxygenases

dioxygenaseは、酸素分子(O2)の2つの酸素原子をすべて基質に組み込むという非常に特殊な反応を触媒する酵素です。これにより、基質に2つの水酸基が導入されてジオールが形成されたり、あるいは炭素ー炭素結合が切断されて環状構造が破壊されたりします。このプロセスは、特に微生物による難分解性化合物の分解において極めて重要な役割を果たしています。

モノオキシゲナーゼとの違い

混同されやすい酵素にmonooxygenaseがありますが、その作用機序は大きく異なります。monooxygenaseは酸素分子の1つの原子のみを基質に組み込み、もう1つの原子は水(H2O)として放出します。一方でdioxygenaseは、酸素分子のすべてを基質に利用するため、反応後の生成物の構造がより劇的に変化します。特に芳香族化合物の分解経路において、ベンゼン環のような安定した構造を切り開く際には、このdioxygenaseによる切断反応が不可欠です。

生化学的な重要性と応用

自然界において、dioxygenaseは環境浄化のメカニズムに深く関わっています。例えば、土壌中の細菌が石油成分などの芳香族炭化水素を分解してエネルギー源とする際、この酵素が環状構造を破壊することで、その後の代謝経路へと導きます。このような特性から、バイオレメディエーション(生物学的環境浄化)の分野で非常に注目されている酵素です。

意味

名詞ジオキシゲナーゼ

酸素分子の両方の原子を基質に組み込むことを触媒する酵素であり、通常、炭素ー炭素結合の切断またはジオールの形成をもたらすこと

The bacterial degradation of aromatic compounds often requires the action of a dioxygenase to break the stable benzene ring.

芳香族化合物の細菌による分解には、安定したベンゼン環を切断するためにジオキシゲナーゼの作用が必要なことが多い。

関連語

Last Updated: May 2026Report an Error