delict
不法行為
名詞
複数形: delicts
delictは、主にスコットランド法や大陸法(フランス法やドイツ法など)において、他人に損害を与えた際に発生する民事上の責任を指す専門用語です。英米法(コモン・ロー)で一般的に使われるtortとほぼ同じ意味を持ちますが、法体系によって適用される概念や根拠が異なるため、法的な文脈では厳密に使い分けられます。
tortとの概念的な違いtortが主にイギリスやアメリカのコモン・ローに基づく不法行為を指すのに対し、delictは成文法に基づく法体系において用いられます。どちらも日本語では不法行為と訳されますが、delictはより広範な民法典の規定に基づいた義務違反というニュアンスが強く、特定の判例の積み重ねよりも法典の条文が優先される傾向にあります。
実務的な使用場面
この単語は日常会話で使われることはまずなく、法律文書、裁判記録、または法学の論文などの極めてフォーマルな文脈に限定して使用されます。例えば、スコットランドの裁判所で損害賠償を請求する場合や、欧州の民法に関する議論の中で、他人の過失によって生じた損失を法的に追及する際に用いられます。
意味
名詞不法行為
他人に損失や損害を与え、損害賠償による法的救済の対象となる民事上の過失であること
The lawyer argued that the defendant's negligence constituted a delict under Scottish law.
弁護士は、被告の過失がスコットランド法における不法行為に該当すると主張した。