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chlorosis

クロロシス / 緑色貧血
名詞

chlorosisは、文脈によって植物学的な意味と医学的な意味の二つの全く異なる側面を持ちます。現代では主に植物の栄養不足による葉の黄化現象を指して使われますが、歴史的な医学文献では特定の貧血症状を指す言葉として登場します。

植物学と医学における意味の使い分け

植物学的な文脈では、鉄分やマグネシウムなどの微量元素が不足し、葉緑素(クロロフィル)が合成できなくなった状態を指します。これは単なる枯れではなく、栄養欠乏による生理的な異常である点が重要です。

一方で、医学的な文脈では、かつて緑色貧血と呼ばれた状態を指します。これは主に十九世紀頃まで使われていた古い用語であり、現代の医学ではより詳細な診断名に置き換わっています。そのため、現代の日常会話や最新の医学論文でこの言葉を使うことはほとんどありません。

混同しやすい概念と注意点

日本語で貧血と言うと一般的に血液中のヘモグロビン不足を指しますが、植物におけるchlorosis(クロロシス)は、血液ではなく葉緑素の不足による変色を指します。概念としては似ていますが、対象が生物的に異なるため注意が必要です。

また、単に葉が黄色くなる現象をすべてchlorosisと呼ぶわけではありません。例えば、秋に葉が色づく自然な紅葉や、病原菌による病気での変色とは区別されます。chlorosisはあくまで栄養不足という化学的な要因に起因する状態を強調する言葉です。

意味

名詞クロロシス

鉄やマグネシウムなどの栄養不足により、通常は緑色の葉がクロロフィルの欠乏で黄色くなる植物の状態

The lemon tree exhibited severe chlorosis because the soil was too alkaline for iron absorption.

土壌がアルカリ性に寄りすぎて鉄分を吸収できなかったため、レモンの木に深刻なクロロシスが現れた。

名詞緑色貧血

特に思春期の少女に見られる貧血の一種を指した歴史的な医学用語で、皮膚が緑色っぽくなり、全身に倦怠感を伴う状態

Nineteenth-century physicians often prescribed iron supplements to treat chlorosis in young women.

十九世紀の医師は、若い女性の緑色貧血を治療するために鉄分サプリメントを処方することが多かった。

関連語

Last Updated: July 2, 2026Report an Error