whiff
whiffは、主に鼻をかすめる程度のわずかな匂いや一瞬の空気の流れを指す言葉です。単に匂いがすることではなく、ふとした瞬間に漂ってくる、あるいは通り過ぎるという一時的な感覚に重点が置かれています。
比喩的な表現として、ある感情や状況のわずかな気配や兆候を指す際にも使われます。例えば、誰かが嘘をついているという疑念がかすかに感じられたときなどに用いられ、確信はないものの、何らかの予兆を感じ取ったというニュアンスを伝えます。
意味の使い分けと注意点
物理的な感覚としてのwhiffは、smellやscentよりもはるかに短時間で、かすかなものを指します。また、スポーツ(特に野球)においては、バットを振ったがボールに当たらなかった状態である空振りを意味します。この文脈では、匂いや気配とは全く異なる意味になるため、状況に応じて判断する必要があります。
かすかな香り: a whiff of garlic(にんにくのかすかな香り)
気配: a whiff of scandal(不祥事の気配)
空振り: he took a whiff at the ball(彼はボールを空振りした)
類義語との違いscentが心地よい香りや追跡するための匂いを指し、odorが不快な強い臭いを指すのに対し、whiffは匂いの質(良いか悪いか)よりも、その量や持続時間が極めて少ないことを強調します。
また、比喩的な気配という意味では hint や trace と似ていますが、whiff はより直感的で、ふとした瞬間に感じ取ったという感覚的なニュアンスが強くなります。
意味
何かの短く、通り過ぎるような匂い
I caught a whiff of garlic as I walked past the kitchen.
台所の横を通り過ぎたとき、にんにくの香りがかすかに漂ってきた。
感情や疑念など、何かのわずかな痕跡や気配
There was a whiff of scandal surrounding the politician's sudden resignation.
その政治家の突然の辞任には、不祥事の気配があった。
短く、素早い空気や風の流れ
A sudden whiff of cold air entered the room when the door opened.
ドアが開いたとき、冷たい空気が一気に部屋に入ってきた。
スポーツ、特に野球において、ボールを打とうとして失敗すること
The batter swung hard but ended up with a whiff.
打者は力いっぱい振ったが、結局空振りに終わった。
スポーツにおいて、スイングした際にボールに全く当たらないこと
He whiffed the fastball and struck out.
彼は速球を空振りして三振した。