protostar
原始星
名詞
複数形: protostars
protostarは、星の誕生における極めて初期の段階を指す天文学的な用語です。巨大な分子雲が重力崩壊を起こし、中心部の密度と温度が上昇して、将来的に恒星となるための準備を整えている状態を指します。この段階ではまだ中心核での核融合反応が始まっていないため、厳密にはまだ星ではなく、星になる前の卵のような状態であるというニュアンスが含まれています。
恒星との決定的な違い
一般的な恒星(star)との最大の違いは、エネルギー源にあります。恒星は中心部で水素をヘリウムに変える核融合反応によって光と熱を放ちますが、protostarは重力によって物質が中心に降り積もる際の重力エネルギーを熱として放出しています。そのため、protostarは周囲を厚いガスや塵の層に覆われており、可視光線では観測できず、赤外線や電波望遠鏡を用いて検出されることが一般的です。
天文学的な文脈での使用
この言葉は主に天体物理学や宇宙論の文脈で使用されます。例えば、星形成領域(star-forming region)や分子雲(molecular cloud)に関する議論の中で、星がどのようなプロセスを経て誕生するかを説明する際に不可欠な概念です。日常会話で使われることはほとんどなく、学術的な記述や科学ニュースなどで目にすることが多い専門用語です。
意味
名詞原始星
親となる分子雲から質量を集めている途中にあり、中心核で核融合反応がまだ始まっていない非常に若い星のこと
The telescope captured a clear image of a protostar embedded within a dense cloud of gas and dust.
その望遠鏡は、ガスと塵の濃い雲の中に埋もれた原始星の鮮明な画像を捉えた。