pique
piqueは、人の感情を急激に揺さぶるという共通点がありますが、文脈によって好奇心を刺激するというポジティブな方向と、自尊心を傷つけて怒らせるというネガティブな方向の二つの異なる意味で使われます。
感情的なニュアンスの使い分け
好奇心や関心に対して使われる場合は、知的な刺激や興味を強く引き起こす様子を表します。一方で、人の気分や自尊心に対して使われる場合は、相手のプライドを刺激して、不快感や苛立ちを抱かせるという挑発的なニュアンスが含まれます。後者の意味では、単に怒るのではなく、自分の価値が認められなかったことへの憤慨という側面が強いのが特徴です。
類義語との違い
好奇心を刺激するという意味では、stimulateやarouseと似ていますが、piqueは特にふとしたきっかけで急に興味が湧くという瞬間的な動きを強調します。また、怒らせるという意味では、annoyやirritateよりも、相手の虚栄心やプライドを刺激して気分を害させるという心理的なメカニズムに焦点を当てた表現になります。
生地の種類としての用法
感情に関する意味とは全く別に、テキスタイル(生地)の用語として使われることがあります。この場合は、ポロシャツなどに用いられる独特の畝(うね)がある織り方を指し、日本語でもそのままピケと呼びます。文脈によって感情の話か衣服の素材の話かを見極める必要があります。
意味
誰かの好奇心や関心を刺激したり、呼び起こしたりすること
The mysterious headline was designed to pique the reader's curiosity.
その不可解な見出しは、読者の好奇心を刺激するように作られていた。
自尊心や虚栄心を傷つけることで、誰かを苛立たせたり挑発したりすること
He was easily piqued by the slightest criticism of his work.
彼は自分の作品に対するわずかな批判にも、すぐに腹を立てた。
自尊心を傷つけられたことによる、苛立ちや憤りの感情
In a fit of pique, she stormed out of the room and refused to speak to anyone.
彼女はふと憤慨し、部屋を飛び出して誰とも口をきこうとしなかった。
ポロシャツによく使われる、表面に畝のある軽量な生地
The athlete wore a white pique shirt for the press conference.
その選手は記者会見で白いピケシャツを着ていた。