spite
感情的なニュアンスと動機
spite は、単なる怒りではなく、相手に不快感を与えたい、あるいは困らせたいという意地悪な心や悪意を指します。特に、自分が軽視されたと感じたり、相手への恨みがあったりする場合に、報復として相手を攻撃しようとする心理的な動機が強く含まれます。
単に相手を攻撃するだけでなく、相手が嫌がるからあえてそうするという、ある種の執念や意地悪さが核心にあります。
注意すべき表現と使い分け
この単語は名詞として悪意を意味するほか、動詞として意地悪をするという意味で使われます。また、非常に重要な慣用句に in spite of があります。これは〜にもかかわらずという意味で、spite が持つ悪意という本来の意味とは切り離されて使われる定型表現です。学習者は、感情的な spite と、譲歩を表す in spite of を混同しないように注意してください。
❌ He did it in spite. (彼は悪意を持ってそれをした。と言いたい場合は He did it out of spite. とします)
✅ He did it out of spite. (彼は意地悪心からそれをした)
✅ In spite of the rain, we went out. (雨にもかかわらず、私たちは外出した)
類義語との違い
malice も悪意と訳されますが、malice はより深刻で、法的な文脈や、相手に重大な危害を加えるという強い殺意や憎しみを伴うことが多い言葉です。一方で spite は、もっと日常的なレベルでの意地悪や嫌がらせというニュアンスが強く、子供の喧嘩から大人の些細な対立まで幅広く使われます。
意味
怒りや恨みの結果として、誰かを傷つけたり、困らせたり、不快にさせたいという願望
"He did it out of sheer spite."
彼は純粋な悪意からそれをした。
相手が嫌がることをあえて行い、意図的に誰かを困らせたり、不快にさせたりすること
"She wore the dress specifically to spite her mother."
彼女は母親に意地悪をするためだけに、あえてそのドレスを着た。