mug
mug は、文脈によって全く異なる意味を持つ多義語です。最も一般的なのは、取っ手付きの大きなカップを指す名詞としての用法ですが、口語的な表現では顔や路上強盗するといった全く別の意味で使われます。日本語のマグカップという外来語は前者の意味のみを指しますが、英語では犯罪や身体的特徴に関する表現としても頻出するため、注意が必要です。
意味の使い分けとニュアンス
名詞として使われる場合、飲み物を入れる容器としての mug のほか、俗語的に顔を指すことがあります。特に、不格好な顔や、警察に逮捕された際の写真(mug shot)に関連して使われることが多く、単に face と言うよりも、皮肉や滑稽さ、あるいは犯罪的な文脈が含まれる傾向があります。
動詞として使われる場合は、路上強盗するという意味になります。これは、公共の場所で暴力や脅迫を用いて金品を奪う行為を指します。日本語でマグと言うと飲み物を連想しますが、英語の動詞としての mug は非常に攻撃的な犯罪行為を指すため、文脈の判断が不可欠です。
間違いやすい表現と注意点
日本語のマグカップは英語でも mug ですが、日常会話で mug という言葉が出てきた際に、常にカップのことだと思い込むのは危険です。例えば、以下のような使い分けがあります。
容器として: I drank tea from a large mug.(大きなマグカップで紅茶を飲んだ。)
顔として: He made a funny mug.(彼はひょうきんな顔をした。)
犯罪として: He was mugged in the park.(彼は公園で路上強盗に襲われた。)
また、名詞で騙されやすい人という意味で使われることもあります。これは、相手が単純で操りやすいことを揶揄する表現です。
文法的な特徴
名詞としての mug は可算名詞であるため、単数形で使う場合は a mug とするか、複数形の mugs にする必要があります。動詞として使う場合は、通常の動詞の変化に従い、受動態(be mugged)で路上強盗に遭うという形で頻繁に用いられます。
意味
主に温かい飲み物を飲むために使われる、取っ手の付いた大きなカップ
She sipped her coffee from a ceramic mug.
彼女は陶器のマグカップでコーヒーをすすった。
人の顔、特に不格好な顔や表情豊かな顔
He had a goofy mug that always made people laugh.
彼はいつも人々を笑わせる、ひょうきんな顔をしていた。
簡単に騙されたり、欺かれたりする人
The scammers targeted him because they thought he was a total mug.
詐欺師たちは、彼が完全に騙されやすい人間だと思ったため、彼を標的にした。
公共の場所で、通常は暴力や脅迫を用いて人を襲い、金を奪う
He was mugged in a dark alleyway late at night.
彼は夜遅く、暗い路地で路上強盗に襲われた。