encompass
encompassは、物理的な空間で何かを完全に囲むことと、概念的な範囲で多様な要素を包含することを同時に表す言葉です。日本語では包含するや囲むと訳されますが、単に含むというよりも、境界線を引いてその内側にすべてを収めるという、包括的なニュアンスが強いのが特徴です。
概念的な包含と物理的な包囲
この単語は、抽象的なアイデアや計画、法律などが、広範囲にわたる要素を網羅している場合によく使われます。例えば、ある理論が多くの現象を説明しているときや、法律が多様なケースをカバーしているときに適切です。一方で、物理的な意味では、壁や山などが特定の場所をぐるりと取り囲んでいる状態を指します。
概念的な例: The new policy encompasses all aspects of environmental protection.(新しい法律は、環境保護のあらゆる側面を包含している。)
物理的な例: The ancient walls encompass the historic center.(古代の城壁が歴史的な中心地全体を囲んでいる。)
類義語との使い分けincludeとの大きな違いは、その範囲の捉え方です。includeは単に一部として含まれていることを指しますが、encompassは全体を包み込み、漏れなく網羅しているという完結した感覚を与えます。また、surroundが単に周囲にあることを指すのに対し、encompassは境界線によって完全に囲い込んでいるという構造的なニュアンスが含まれます。
include:一部として含む(例:価格に税金が含まれている)
encompass:全体を網羅的に包含する(例:その研究は広範な分野を包含している)
surround:周囲を取り囲む(例:家が木々に囲まれている)
文法的な注意点encompassは他動詞であるため、直後に目的語(包含される対象)を置きます。また、物理的に囲む場合も概念的に包含する場合も、基本的には同じ語法で使用されます。
意味
幅広い異なる考え、人々、または物を、単一のグループ、システム、または範囲の中に含めること
The new law encompasses all aspects of environmental protection.
新しい法律は、環境保護のあらゆる側面を包含している。
何かをあらゆる方向から完全に囲むか、包囲すること
The ancient city walls encompass the entire historic center.
古代の城壁が歴史的な中心地全体を囲んでいる。