coxcomb
coxcombは、もともと雄鶏のトサカを模した装飾的な帽子を指す言葉でしたが、そこから転じて、外見を過剰に飾り立てる虚栄心の強い人物を指すようになりました。現代では主に文学的な文脈や古風な表現として使われ、単におしゃれな人ではなく、滑稽なほどに自惚れている男性という否定的なニュアンスが含まれます。
人物表現としてのニュアンス
この単語は、dandyやfopといった類義語と似ていますが、特に愚かさやうぬぼれという側面が強調されます。dandyが洗練されたスタイルを追求する人物を指すのに対し、coxcombはそのこだわりが度を超えており、周囲から嘲笑されるような滑稽さを伴う状態を指します。例えば、中世や近世の演劇に登場する、派手な衣装に身を包んで自分を過大評価しているキャラクターなどが典型的な例です。
日本語への翻訳における注意点
日本語でトサカと言う場合、通常は鳥の身体的特徴のみを指しますが、英語のcoxcombには尖った帽子やうぬぼれ屋という比喩的な意味が含まれている点に注意してください。文脈によって、物理的な物体(帽子や肉質の突起)を指しているのか、あるいは人物の性格や振る舞いを批判しているのかを見極める必要があります。単におしゃれな男性と訳すと、この単語が持つ特有の軽蔑的な響きが消えてしまうため、うぬぼれ屋や虚栄心の強い男といった表現を用いるのが適切です。
意味
服装や外見に過剰にこだわり、虚栄心が強く、自惚れているか愚かな男性
He was dismissed as a mere coxcomb by the rest of the court.
彼は宮廷の他の人々から、単なるうぬぼれ屋として退けられた。
雄鶏のトサカに似た、高く尖った飾り付きの帽子
The courtier wore a flamboyant coxcomb that added several inches to his height.
その廷臣は、身長を数インチ高く見せる派手な尖った帽子を被っていた。
雄鶏の頭にある赤い肉質の突起
The rooster's bright red coxcomb trembled as it crowed.
雄鶏が鳴いたとき、その鮮やかな赤色のトサカが震えた。