wild-type
wild-typeは、生物学や遺伝学において、自然界に一般的に存在する標準的な遺伝子構成や表現型を指します。実験室で意図的に変異させた個体や、自然発生的な突然変異を持つ個体と比較するための基準点として機能します。専門的な文脈では、単に正常なという意味ではなく、集団の中で最も一般的で典型的な形態であることを強調します。
mutantとの対比wild-type(野生型)の対義語はmutant(変異体)です。研究者は、特定の遺伝子を操作してmutantを作成し、その個体がwild-typeとどのように異なる挙動を示すかを確認することで、その遺伝子の機能を特定します。例えば、あるタンパク質が欠損したmutantが成長できない場合、そのタンパク質は成長に不可欠であると結論付けられます。
使用上の注意点
この用語は、必ずしも野生の環境にいることを意味しません。実験室で飼育されている個体であっても、遺伝的に標準的な形態を保持していればwild-typeと呼ばれます。また、文脈によって形容詞的に野生型のとして使われる場合と、名詞的に野生型として使われる場合がありますが、いずれも比較基準としての役割を持つ点は共通しています。
意味
自然に発生している個体群の大部分に見られる、生物個体または遺伝子の特性である状態
The researchers compared the mutant strain to the wild-type strain to identify the genetic defect.
研究者は、遺伝的欠陥を特定するために、変異株を野生型株と比較した。
自然界に存在する種、株、または遺伝子の典型的な形態であり、変異体との比較基準として用いられること
The wild-type exhibits a normal phenotype under standard laboratory conditions.
野生型は、標準的な実験室条件下で正常な表現型を示す。