induced drag
誘導抗力
名詞
induced dragは、翼が揚力を発生させる際に不可避的に生じる抗力であり、主に翼端で発生する渦(翼端渦)によって引き起こされます。これは航空力学における基本的な概念であり、揚力を得ることと引き換えに発生するコストのようなものだと考えると理解しやすいでしょう。
速度との相関関係
この抗力の最大の特徴は、飛行速度との関係にあります。induced dragは速度が低下するほど、また迎角(アタックアングル)が大きくなるほど増加します。そのため、離陸時や着陸時のような低速飛行状態では、この抗力が機体の性能に大きな影響を与えます。対照的に、高速飛行時にはその影響は相対的に小さくなります。
他の抗力との違い
航空機に作用する全抗力は、主にinduced dragとparasite drag(形状抗力や摩擦抗力などの寄生抗力)の合計で構成されます。parasite dragが速度の二乗に比例して増加するのに対し、induced dragは速度が上がると減少するという逆の特性を持っています。そのため、ある特定の速度において全抗力が最小になる点が存在し、それが効率的な巡航速度の基準となります。
意味
名詞誘導抗力
揚力を発生させる際の副産物として生じる空気力学的な抗力で、翼の上面と下面の圧力差によって翼端渦が発生することで引き起こされること
The aircraft's induced drag increases significantly at lower speeds and higher angles of attack.
航空機の誘導抗力は、速度が低くなり迎角が高くなると著しく増加する。
関連語
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