D
Dicread
HomeDictionaryCcogito

cogito

コギト
名詞
複数形: cogitos

cogitoは、ルネサンス期の哲学者ルネ・デカルトが提唱した我思う、ゆえに我ありという有名な命題の核心となる概念です。これは、あらゆるものを疑ったとしても、疑っている自分自身の存在だけは否定できないという、絶対的な確実性の根拠を指します。単なる思考プロセスではなく、意識を持つ主体としての自己の存在を証明する哲学的な出発点として用いられます。

哲学的な文脈と用法

この言葉は、日常会話で使われる考えるという意味の think とは根本的に異なります。cogitoは、存在論的な確信や、理性的思考による自己認識という非常に重い意味を持ちます。そのため、学術的な論文や哲学的な議論、あるいは知的な文脈で、意識の根源について言及する際に使用されます。

日本語における解釈の注意点

日本語ではコギトとしてカタカナ表記されることが一般的ですが、これは単なる外来語ではなく、特定の哲学体系を指す専門用語です。単に思考することと訳すと、その背後にある存在の証明という重要なニュアンスが抜け落ちてしまいます。また、現代の心理学的な思考熟考とは異なり、形而上学的な自己意識の確立を意味することを理解しておく必要があります。

意味

名詞コギト

ラテン語の句 `我思う、ゆえに我あり` に由来する、思考するという行為に基づいた自己意識と存在に関する哲学的な概念

The philosopher discussed the cogito as the foundational certainty of existence.

その哲学者は、存在の根本的な確実性としてコギトについて論じた。

関連語

Last Updated: May 2026Report an Error