catadromous
降河性の
形容詞
catadromousは、魚類の生活史における特殊な回遊パターンを指す専門的な生物学用語です。成魚として海などの塩水域で生活し、繁殖のために淡水域へと移動する性質を指します。この言葉は、ギリシャ語で下方へを意味する kata と走る(回遊する)を意味する dromos に由来しており、海から川へと向かう動きを表現しています。
anadromousとの対比
この用語を理解する上で重要なのは、対照的な概念である anadromous(遡河性)との違いです。anadromous な魚(例えばサケやマス)は、幼魚期を淡水で過ごし、成魚になると海へ降り、産卵時に再び川へ戻ります。一方で catadromous な魚(例えばウナギ)は、その逆のサイクルを辿ります。どちらも塩分濃度の異なる環境を行き来しますが、生活圏の主軸がどこにあるかによって使い分けられます。
専門的な文脈での使用
日常会話で使われることはほとんどなく、主に海洋生物学、生態学、または水産学などの学術的な文脈で使用されます。例えば、特定の種の回遊習性を記述する際にこの種は catadromous な特性を持つという形で用いられます。日本語では降河性のと訳され、自然科学の論文や図鑑などで厳密に区別して使用される表現です。
意味
形容詞降河性の
成魚の生活圏の大部分を海や塩水域で過ごすが、産卵のために淡水の河川や渓流へ回遊する魚類の特性である状態
The European eel is a catadromous fish, migrating from the ocean to freshwater environments to breed.
ヨーロッパウナギは降河性の魚であり、産卵のために海洋から淡水域へと回遊する。