exemplum
例話
名詞
複数形: exempla
exemplumは、単なる物語や逸話ではなく、特定の道徳的な教訓や宗教的な真理を伝えるための教育的な道具としての性格が強い言葉です。中世の説教や文学において、抽象的な概念を具体的に分かりやすく説明するために挿入される短い物語を指します。
物語としての機能と目的
この言葉が指す物語は、娯楽のためではなく、聞き手や読者に正しい行動を促したり、道徳的な警告を与えたりすることを目的としています。そのため、物語の結末には明確な教訓が含まれていることが一般的です。現代の言葉で言えば、寓話に近い役割を果たしますが、より宗教的または説教的な文脈で用いられる傾向があります。
類義語との使い分け
parable:聖書に見られるような、比喩を用いて霊的な真理を説く物語を指します。exemplumよりも形式が定まっており、宗教的な権威が強い傾向にあります。
anecdote:個人の経験や特定の人物に関する短いエピソードを指します。anecdoteは単なる事実の報告や興味深い話である場合が多いですが、exemplumは必ず道徳的な教訓という目的を持って構成されます。
意味
名詞例話
説教や文学作品において、ある点に説明を加えたり道徳的な教訓を与えたりするために用いられる道徳的な逸話や短い物語のこと
The preacher used a brief exemplum about a greedy merchant to warn the congregation against avarice.
説教者は、強欲な商人の短い例話を用いて、会衆に強欲さを戒めた。