discretionary
個人の判断や選択に委ねられている状態を指します。単に自由であるということではなく、特定の権限を持つ人が、状況に応じて最適な判断を下す権利を持っているというニュアンスが含まれます。
文脈による使い分け
ビジネスや法的な文脈では、規則で厳格に決められていない裁量を意味します。例えば、上司が部下に与える権限や、裁判官が判決を下す際の判断基準などがこれにあたります。一方で、経済的な文脈では、税金や家賃などの固定費を支払った後に残る、自分の意思で使い道を決められるお金を指します。
discretionary income:自由に使用できる所得(可処分所得のうち、消費や貯蓄に自由に回せる分)
discretionary power:裁量権
類義語との違い
optional と似ていますが、optional は単にあってもなくても良い 選択可能であるという選択肢の有無に重点を置きます。対して discretionary は、誰が、どのような判断基準で決定するかという決定権や権限の所在に重点が置かれます。
文法的な注意点
形容詞として名詞を修飾します。特に経済用語としての discretionary income は頻出表現であり、日本語では自由所得や裁量的所得と訳されますが、日常会話では自由に使えるお金と理解するのが自然です。
意味
規則や要件で固定されておらず、個人の判断や選択に従って利用できる状態
"The company provides a discretionary bonus to employees based on performance."
会社は業績に基づいて、従業員に裁量的な賞与を支給している。
特に法的または公的な権限において、個人の選択や判断に委ねられている状態
"The judge has discretionary power to reduce the sentence based on mitigating circumstances."
裁判官は、情状酌量に基づいて刑を軽減する裁量権を持っている。
必要な費用をすべて支払った後、非必需品に費やすことができる状態
多くの世帯で、物価上昇により自由に使用できる所得が減少している。