deculturation
deculturationは、個人や集団が本来持っていた文化的なアイデンティティや習慣を失うプロセスを指します。単に新しい文化を習得することではなく、元の文化が失われるという喪失の側面に焦点が当てられているのが特徴です。文脈によって、新しい環境への適応の結果として漸進的に起こる場合と、外部からの圧力によって強制的に引き起こされる場合のどちらの意味でも使われます。
文化剥奪との概念的な違いdeculturationは、文化を失うという現象や過程そのものを広く指しますが、特に体系的かつ強制的に文化を奪う行為に焦点を当てる場合は cultural deprivation(文化剥奪)という表現が適切です。例えば、国家的な政策や植民地支配によって意図的に言語や宗教を禁止し、文化を消し去ろうとする行為は、単なる脱文化ではなく、明確な意図を持った文化剥奪であると言えます。
社会学的および心理的な文脈での使用
この用語は、社会学や人類学、あるいは移民研究などの専門的な文脈で頻繁に用いられます。特に、異なる文化圏への移住に伴うストレスや、アイデンティティの喪失による心理的葛藤を説明する際に重要となります。
肯定的な適応である acculturation とは異なり、deculturation は元の文化が損なわれるという否定的なニュアンスを伴うことが多いです。
現代の多文化社会においては、完全に元の文化を捨てるのではなく、複数の文化を併せ持つ状態が重視されるため、この言葉は歴史的な分析や極端な同化政策の議論で使われる傾向にあります。
意味
個人または集団が、支配的な文化への強制的な、あるいは漸進的な同化の結果として、本来の文化的アイデンティティ、信念、習慣を喪失する過程のこと
The displaced refugees experienced a profound sense of deculturation as they struggled to adapt to the urban environment of the host country.
避難を強いられた難民たちは、受け入れ国の都市環境に適応しようと苦心する中で、深刻な脱文化の状態を経験した。
植民地統治や社会工学などを通じて、ある集団から文化的特性を体系的に剥ぎ取ること
Historians analyzed the deculturation of indigenous tribes during the era of residential schooling.
歴史家たちは、寄宿学校の時代における先住民族の文化剥奪について分析した。