crank
crank は、物理的な装置としての意味と、人の性格を表す意味という、全く異なる二つの側面を持つ単語です。日本語ではどちらもクランクという言葉で片付けられがちですが、文脈によって意味が劇的に変わるため注意が必要です。
物理的な動作と装置
機械的な文脈では、円運動を直線運動に変えたり、その逆を行ったりするクランクハンドルという部品を指します。また、動詞として使われる場合は、そのハンドルを回す動作を指します。単に回すだけでなく、重いものを動かしたり、古い機械を始動させたりするために、力を込めて回すというニュアンスが含まれます。
正しい例: crank the engine(エンジンを始動させるためにハンドルを回す)
人の性質としての意味
口語的な表現として、crank は変わり者を指します。これは単に個性的であるということではなく、特定のこだわりが強すぎたり、偏った信念を持っていて周囲から見て奇妙に感じられたりする人を指す、やや否定的なニュアンスを含む言葉です。日本語の偏屈な人や風変わりな人に近い感覚です。
正しい例: He is a bit of a crank.(彼は少し変わり者だ)
その他の用法と注意点
また、crank up という句動詞は、音量や強度などを上げるという意味で非常によく使われます。これはもともとエンジンの回転数を上げる動作から転じた表現で、現代では音楽のボリュームを上げる際などに日常的に使われます。
正しい例: Crank up the volume!(音量を上げて!)
さらに、比喩的に量産するという意味で使われることもあります。これは工場などの機械が高速で製品を次々と作り出す様子を表現しています。
Countable when referring to an eccentric person or a mechanical handle. Uncountable when referring to the act of turning a crank.
意味
奇妙で強迫的な考えや、風変わりな信念を持つ人
He is a bit of a crank who believes the moon is made of cheese.
彼は月がチーズでできていると信じている、少し変わり者の人間だ。
機械を作動させるために円を描くように回すハンドル
The old car required a hand crank to start the engine.
その古い車は、エンジンを始動させるために手回しのクランクハンドルが必要だった。
圧力をかけたり機構を始動させたりするために、ハンドルやレバーを回す
He had to crank the handle for five minutes to get the pump working.
ポンプを作動させるために、彼は5分間ハンドルを回さなければならなかった。
多くの場合、急速に大量のものを生産する
The factory is cranking out new smartphones every second.
その工場は、1秒ごとに新しいスマートフォンを量産している。
音量や強度などを大きくする
Can you crank the music up a bit?
音楽の音量をもう少し上げてくれるか?