baseband
basebandは、通信工学において変調が行われる前の、信号本来の周波数範囲を指します。一般的に、音声やデジタルデータなどの元の信号そのものを指し、これをそのまま伝送することをベースバンド伝送と呼びます。現代のモバイル通信においては、スマートフォンの内部で信号処理を行うbaseband processor(ベースバンドプロセッサ)という用語で頻繁に目にします。
変調信号との違いbasebandと対比されるのが、高周波の搬送波に乗せて送信される変調信号です。例えば、無線通信ではbaseband信号をそのまま空中に飛ばすことはできず、高い周波数に変換して送信する必要があります。このため、basebandは加工前の純粋な信号、変調後の信号は伝送用に最適化された信号という役割の違いがあります。
実用的な文脈での使われ方
技術的な文脈では、以下のような使い分けがなされます。
baseband signal: 変調される前の元の信号のこと。
baseband transmission: 変調を行わずに信号を直接伝送する方式(例:LANケーブルによるイーサネット通信など)。
baseband chip: モバイル端末で無線通信の物理層を制御する専用チップのこと。
意味
音声やデータなどの信号を、伝送用の高周波搬送波に変調させる前の元の周波数範囲のこと
The modem converts the baseband signal into a high-frequency signal for transmission over the cable.
モデムは、ケーブルで伝送するためにベースバンド信号を高周波信号に変換する。
変調を行わず、信号の元の周波数範囲で動作する状態
A baseband processor handles the physical layer functions of a mobile device.
ベースバンドプロセッサは、モバイルデバイスの物理層機能を処理する。