nock
nockは、弓術における非常に専門的な用語であり、矢の末端にある弦を固定するための切り欠き部分を指します。この言葉は名詞としてその部位自体を指すだけでなく、動詞として矢を弦に装着するという動作を表す際にも使われます。日常会話で使われることは稀ですが、アーチェリーや歴史的な文脈、あるいはファンタジー作品などの設定において不可欠な用語です。
動作としての用法と類義語
動詞として使用する場合、単に矢を持つことではなく、射撃の準備段階として弦にしっかりと固定させる特定の動作を指します。似た意味を持つdrawという単語がありますが、nockが弦に掛けるという準備動作であるのに対し、drawは弦を引き絞るという次の段階の動作を指すため、明確に区別して使用する必要があります。
日本語における表現の注意点
日本語では筈(はず)という専門用語が対応しており、特に伝統的な弓道などの文脈ではこの言葉が使われます。現代のスポーツアーチェリーでは、カタカナでノックと表記されることもありますが、これは英語のnockをそのまま取り入れたものです。ただし、日本語の筈には比喩的に当然〜するはずだという推量や予定の意味がありますが、英語のnockにはそのような抽象的な意味は一切なく、あくまで物理的な道具の部位や動作のみを指す点に注意してください。
意味
弓の弦に装着させるための、矢の末端にある切り欠きや溝
The archer carefully placed the nock of the arrow on the string.
射手は慎重に矢の筈を弦に掛けた。
射撃の準備として、矢の筈を弓の弦に装着すること
She nocked her arrow and aimed at the target.
彼女は矢を筈に掛け、的に狙いを定めた。