blastula
胞胚
名詞
複数形: blastulae
blastulaは生物学、特に発生学における専門用語であり、受精卵が細胞分裂を繰り返して形成される初期胚の段階を指します。この段階の最大の特徴は、内部に液体で満たされた腔(胞胚腔)を持つ中空の球状構造であることです。学術的な文脈で用いられるため、日常会話で使われることはまずありません。
発生過程における位置付けblastulaは、卵割によって形成された morula(桑実胚)の後に現れ、その後の gastrula(原腸胚)へと移行します。この過程で細胞の再配置が行われ、外胚葉、中胚葉、内胚葉という三胚葉が形成される基礎となります。したがって、単なる細胞の塊ではなく、構造的な分化が始まる重要な転換点としてのニュアンスが含まれています。
翻訳上の注意点
日本語では一般的に胞胚と訳されます。注意すべき点として、英語の blast という語根には爆発や強い風という意味がありますが、生物学的な blastula においてはこの意味は全く関係ありません。また、医学的な文脈で blast(芽細胞)という言葉が使われる場合、それは白血病などの血液疾患に関連する未分化な細胞を指すことがあり、発生学の blastula とは全く異なる概念であるため、文脈による使い分けが不可欠です。
意味
名詞胞胚
液体で満たされた腔を囲む中空の細胞球からなる、多細胞動物の初期胚段階
The blastula eventually undergoes gastrulation to form the three germ layers.
胞胚は最終的に原腸形成を経て、三胚葉を形成する。