world
/wɝld/
world は、文脈によって指し示す範囲が大きく変わる非常に多義的な単語です。日本語ではすべて世界と訳されることが多いですが、英語では物理的な惑星としての地球から、特定の社会的な集団、あるいは個人の精神的な領域まで、明確に使い分けられています。
意味の広がりと使い分け
物理的な意味では、地球全体や全宇宙を指します。例えば、環境問題や天文学的な文脈で使われます。一方で、人間社会や世の中という概念的な意味で使われることも多く、歴史や文化、政治的な状況を含む人間存在の総体を指します。
また、特定の専門分野や趣味の集団を指して業界や界隈という意味で使われることがあります。例えば、音楽の世界やスポーツの世界のように、共通の関心を持つ人々が集まる限定的なコミュニティを表現します。さらに、創作物における設定や世界観を指す場合もあり、現実とは異なる独自の法則を持つ仮想空間を指します。
類義語との概念的な違いearth と world はどちらも地球と訳されますが、視点が異なります。earth は主に地質学的な土壌や、天体としての惑星という物理的な側面を強調します。対して world は、そこに住む人々、社会、文化、そして生活という人間中心の視点を含んだ概念です。
❌ The world is made of rock.(物理的な構成を言う場合は earth が適切です)
✅ The world is a small place.(人間関係や社会的なつながりを指すため world が適切です)
注意すべき表現
日本語の世界的にという表現を英語にする際、単に world を使うのではなく、global や worldwide という形容詞・副詞が頻繁に使われます。また、個人の主観的な経験を指して my world と言う場合、それは物理的な場所ではなく、その人の人生や精神的な領域を意味します。
意味
地球上のすべての国々と人々
The whole world is mourning the loss of the great leader.
全世界がその偉大な指導者の死を悼んでいる。
物理的な宇宙に加え、精神的または想像上の領域を含む存在の全体
The spiritual world is a central theme in many ancient religions.
精神世界は多くの古代宗教における中心的なテーマである。
活動、関心、または経験の特定の領域
She has spent her entire career in the world of high finance.
彼女はキャリアのすべてをハイファイナンスの世界で過ごした。
特定の社会集団や階級の人々とその状況
The world of the wealthy is often closed to outsiders.
富裕層の世界は、しばしば部外者に閉ざされている。
例文
Pollution is a serious threat to the world and its oceans.
汚染は地球とその海洋にとって深刻な脅威である。
The news spread quickly across the entire world.
そのニュースは世界中に急速に広まった。
She spent years studying the world of high finance.
彼女はハイファイナンスの業界を研究することに数年を費やした。
The novelist spent decades building a detailed fictional world.
その小説家は、詳細な架空の世界観を構築することに数十年の歳月を費やした。
The discovery of new galaxies expanded our view of the world.
新しい銀河の発見により、私たちの全宇宙に対する見方が広がった。