sheriff
主にアメリカ合衆国の地方自治体(郡)における法執行責任者を指します。日本の警察組織とは異なり、多くの場合、住民による選挙で選出される政治的な側面を持つ役職である点が特徴です。映画やドラマなどの西部劇に登場する、星型のバッジをつけた保安官のイメージが一般的ですが、現代でも郡レベルの治安維持を担う重要な役割を担っています。
地域による役割の違い
アメリカの sheriff は郡(county)全体の責任者であり、その下で働く警察官を deputy sheriff と呼びます。一方で、市(city)レベルで活動する警察官は police officer と呼ばれ、組織体系が異なります。また、イギリスにおいては high sheriff という伝統的な名誉職が存在しますが、アメリカの保安官のような日常的な法執行権限を持つ役割とは性質が大きく異なります。
翻訳時の注意点
日本語では一律に保安官と訳されますが、文脈によって指す範囲が異なります。現代の行政的な文脈では郡警察署長に近い意味になりますし、歴史的な文脈では地域の治安維持官という意味になります。また、ファンタジーや歴史小説などでイギリスの制度を指す場合は、単なる警察官ではなく、王室に任命された儀礼的な高官であることを意識する必要があります。
意味
郡における最高法執行責任者で、通常は住民によって選出される
"The sheriff arrived at the scene to coordinate the investigation."
保安官が捜査を調整するために現場に到着した。
イングランドの郡における高官で、令状の執行や裁判手続きの管理を担当する
"The high sheriff of the county attended the royal ceremony."
郡のハイ・シェリフが王室の儀式に出席した。
アメリカ西部開拓時代の法執行官で、多くの場合、小さな町の主要な権力者として務める
町の保安官は胸に銀色の星章をつけていた。