rococo
rococoはもともと、18世紀のフランスで流行した芸術様式を指す言葉ですが、現代ではそこから派生して、比喩的に過剰に装飾的なという意味で使われます。芸術的な文脈では、優雅さや軽快さ、パステルカラーなどの華やかさを伴う肯定的なニュアンスで用いられますが、文章やデザインに対して使われる場合は、技巧に凝りすぎていて、本質が見えないという批判的なニュアンスが含まれることがあります。
装飾性と過剰さの区別
この言葉を形容詞として使う際、単に美しいや豪華なという意味ではなく、ornate(華美な)やelaborate(精巧な)よりもさらに踏み込んだ、ある種のやりすぎ感を表現します。例えば、単純な物語を複雑な言葉遣いで書きすぎた文章をrococoと表現する場合、それは洗練されているというよりも、装飾が過剰で読みづらいという否定的な評価になります。
日本語のロココとの違い
日本語でロココ調と言う場合、多くはインテリアやファッションなどの視覚的なスタイルを指し、優雅で可愛らしいイメージで使われることが一般的です。しかし、英語のrococoには、前述のように不必要に複雑であるという比喩的な意味が含まれるため、文脈に応じて注意が必要です。例えば、ビジネス文書や簡潔さが求められるレポートに対してこの言葉を使うと、冗長で回りくどいという強い皮肉になる可能性があります。
意味
18世紀のフランスの芸術や建築に典型的で、非対称な渦巻き模様や貝殻、花などのモチーフを用いた、精巧で装飾的な様式である状態
The palace interior was decorated in a lavish rococo style.
宮殿の内部は、豪華なロココ調で装飾されていた。
様式や詳細が過度に華美で、技巧に凝りすぎており、派手すぎたり表面的な印象を与えたりする様子
The author's rococo prose made the simple plot difficult to follow.
著者のロココ的な散文のせいで、単純な筋書きを追うのが困難だった。
軽快さ、優雅さ、そして曲線やパステルカラーの奔放な使用を特徴とする、後期バロックの18世紀の芸術様式
The museum has an extensive collection of rococo furniture.
その美術館は、ロココ様式の家具の広範なコレクションを所有している。