respondent
respondent は、文脈によって調査の回答者と法的な被申立人という全く異なる二つの意味で使われます。日本語ではどちらも応答する人というニュアンスが含まれますが、英語では使用される場面(コンテクスト)によって役割が明確に分かれています。
文脈による意味の使い分け
最も一般的な使われ方は、アンケートや世論調査、学術的な心理実験などで質問に答える人を指す場合です。この場合、単に回答した人という意味になります。
一方で、法律用語として使われる場合は、裁判所や行政機関に申し立て(petition)を受けた側の当事者、つまり被申立人を指します。これは、訴えを起こした側である petitioner(申立人)の対義語として機能します。
調査の文脈: The survey had 1,000 respondents.(その調査には千人の回答者がいた。)
法律の文脈: The respondent filed a motion to dismiss.(被申立人は、訴えの棄却を申し立てた。)
混同しやすい表現と注意点
日本語で回答者と言うとき、単に answerer と訳したくなるかもしれませんが、統計や調査の専門的な文脈では respondent を使うのが標準的です。answerer はより日常的で、単に問いに答えた人という動作に焦点を当てた言葉であるのに対し、respondent は調査対象としての役割を強調する言葉です。
また、法律用語としての respondent は、民事訴訟における defendant(被告)と似ていますが、厳密には手続きの種類が異なります。defendant は主に訴訟(lawsuit)で訴えられた人を指し、respondent は申し立て(petition)や上訴(appeal)を受けた人を指します。日本語ではどちらも被告や相手方と訳されることがありますが、英語では手続き上の形式によって使い分けられています。
意味
アンケートに答えたり、調査や心理実験に参加したりする人
The survey included five hundred respondents from various age groups.
その調査には、様々な年齢層から五百人の回答者が含まれていた。
裁判所において、申立てや上訴を受けた側の当事者
The respondent filed a motion to dismiss the case based on a lack of evidence.
被申立人は、証拠不足を理由に訴えの棄却を申し立てた。