pianoforte
ピアノフォルテ
名詞
複数形: pianofortes
pianoforteは、現代のpianoの正式名称であり、イタリア語で弱く(piano)強く(forte)を意味します。この名称は、奏者が鍵盤を叩く強さによって音量を自在に調節できるという、当時の画期的な機能を直接的に表現したものです。
現代のピアノとの関係
現代では単にpianoと呼ぶのが一般的ですが、音楽史や古典音楽の文脈では、あえてpianoforteという言葉が使われます。これは、現代のグランドピアノやアップライトピアノが登場する前の、より小型で繊細な構造を持つ初期の鍵盤楽器を明確に区別するためです。特に、モーツァルトやベートーヴェンの時代の楽器を指す際にこの用語が好んで用いられます。
音楽的なニュアンスと使い分けpianoという言葉が日常的な楽器全般を指すのに対し、pianoforteという表現を使うことで、より学術的、あるいは歴史的な視点からのアプローチであることを示唆します。例えば、博物館の展示や専門的な音楽論文において、当時の演奏技法や音色の特性について論じる際に非常に有効な表現となります。
意味
名詞ピアノフォルテ
弦を叩くハンマーを備え、音量の強弱をつけることができる鍵盤楽器で、現代のピアノの原型となったもの
The composer wrote the sonata specifically for the pianoforte.
その作曲家は、特にピアノフォルテのためにこのソナタを書いた。