normal subgroup
正規部分群
名詞
複数形: normal subgroups
normal subgroup(正規部分群)は、群論において非常に重要な役割を果たす概念です。単なる部分群である subgroup とは異なり、群の任意の要素による共役操作に対して閉じているという強い対称性を持っています。この性質があるため、正規部分群を用いることで、元の群をより小さな構造に分解して解析することが可能になります。
剰余群の構成と構造的意義
正規部分群の最大の利点は、その部分群による剰余群(商群)を定義できることです。もし部分群が正規でない場合、左剰余類と右剰余類が一致せず、剰余類集合に群構造を持たせることができません。したがって、normal subgroup は、複雑な群から特定の性質を抽出して簡略化した新しい群を構築するための不可欠な道具となります。
核との関係性と判定方法
ある部分群が正規であるかどうかを判定する際、それが何らかの群準同型写像の核(kernel)になっているかを確認することが一般的です。数学的な定義では、任意の要素 g と部分群 N に対して gNg⁻¹ = N が成り立つことが条件となります。この共役不変性は、代数的な構造の安定性を示しており、物理学や結晶学などの対称性の解析においても極めて重要な意味を持ちます。
意味
名詞正規部分群
親となる群の任意の要素による共役操作の下で不変である部分群であり、剰余群の構成を可能にするもの
The kernel of any group homomorphism is always a normal subgroup of the domain.
任意の群準同型写像の核は、常に定義域の正規部分群となる。
関連語
groupsubgroupkernelhomomorphismisomorphismcosetconjugationautomorphismcentercommutatorabelian groupidealringmodulealgebracategoryfunctormorphismidentityinverseoperationbinary operationcompositionpermutationorderindexcardinalitysubsetpartitionequivalence relationorbitstabilizeractionnormalizercentralizerextensionprojectionmappingbijectioninjectionsurjectionelementsetlatticegroup theoryabstract algebramathematics