malicious
maliciousは、単に悪いということではなく、相手に害を与えたい、あるいは苦しませたいという明確な悪意や意図を持って行動する様子を指します。日本語の悪意のあるに非常に近い意味ですが、文脈によって物理的な攻撃から精神的な嫌がらせまで幅広く使われます。
意味上の使い分けと注意点
この単語は、人の性格や行動だけでなく、コンピューターの世界でも頻繁に使用されます。特にmalicious software(一般的にmalwareと略されます)のように、システムを破壊したり情報を盗んだりすることを目的としたプログラムを指す際に不可欠な表現です。
似た意味を持つspitefulとの違いに注意してください。spitefulは、個人的な恨みや、相手を困らせて快感を得ようとする意地悪なニュアンスが強いのに対し、maliciousはより深刻な害を及ぼそうとする、あるいは法的な文脈で悪意を持って(故意に)行われたことを示す、より重い響きがあります。
❌ malicious(単に不機嫌な様子に使うのは不適切)
✅ malicious(相手を陥れようとする計画的な行動に使う)
誤用しやすいポイント
日本語で悪意と言うとき、単に相手の意図を読み違えた(悪意はなかった)という文脈で使われることがありますが、英語のmaliciousは常に積極的に害を与えようとするという強い方向性を持っています。したがって、単に不注意だったり意図していなかったりすることを表現したい場合には、この単語は適していません。
不適切な例: He didn't have a malicious intention to break the vase.(花瓶を割ったことに悪意があったわけではない。→ この場合、単にわざとではないと言いたいのであれば intentionally や on purpose を否定形で使うのが自然です)
適切な例: The malicious attack crashed the entire server.(悪意のある攻撃によってサーバー全体がダウンした。)
意味
他人に害や苦痛、または悲しみを与えようとする様子
He sent a malicious email to his coworker.
彼は同僚に悪意のある電子メールを送った。