liposarcoma
脂肪肉腫
名詞
複数形: liposarcomas
liposarcomaは、脂肪細胞に由来する稀な軟部組織肉腫の一種です。良性の脂肪腫(lipoma)と外見上の特徴が似ていることがありますが、liposarcomaは浸潤性と転移性を持つ悪性腫瘍であるため、医学的な診断においてこの二者を正確に区別することが極めて重要になります。
組織学的分類と臨床的特徴
この腫瘍は、組織の分化度によっていくつかのタイプに分類されます。高分化型(well-differentiated)は比較的緩徐に進行しますが、脱分化型(dedifferentiated)や多形性(pleomorphic)などのタイプはより攻撃的な性質を持ち、急速に成長して周囲の組織に浸潤する傾向があります。多くの場合、太ももや腹腔後壁などの深い組織に発生するため、発見されるまで無症状であることが少なくありません。
診断上の注意点
画像診断(CTやMRI)では脂肪成分が確認されますが、それだけで良性の脂肪腫と断定することはできません。特に腫瘍内部に非脂肪性の結節や隔壁が見られる場合は、liposarcomaの可能性が高まります。最終的な確定診断には、外科的に摘出した組織の病理組織学的検査が不可欠です。
意味
名詞脂肪肉腫
脂肪組織からなる悪性腫瘍で、通常は四肢や腹部の深い軟部組織に発生すること
The patient was diagnosed with a well-differentiated liposarcoma in the retroperitoneum.
患者は後腹膜に高分化型脂肪肉腫であると診断された。