expedient
expedient は、単に効率的であることではなく、目的を達成するために、道徳的な正しさや原則よりも、利便性や実用性を優先させるというニュアンスを強く持っています。日本語では便宜的なや都合の良いと訳されますが、そこには本来あるべき姿ではないが、今はこれでいいという妥協や、場合によっては不誠実であるという否定的な含みが含まれることが多い点に注意してください。
例えば、正攻法ではなく、その場しのぎの策で問題を解決しようとする際に使われます。純粋に効率が良いことを意味する efficient とは異なり、expedient には道徳的なグレーゾーンという感覚が伴います。
意味の使い分けと注意点
この単語を convenient と混同しないようにしてください。convenient は単に便利である 都合が良いというポジティブまたは中立的な意味ですが、expedient は(道徳的に疑問があるが)目的達成のために都合が良いという戦略的な意図や、不適切さへの自覚が含まれます。
❌ It is expedient to use a microwave. (電子レンジを使うのは便利だ。→ この文脈では convenient が適切です)
✅ The government took an expedient measure to calm the public. (政府は民衆を静めるために、便宜的な手段を講じた。→ 正しい解決策ではないかもしれないが、とりあえず目的を果たすための手段を選んだことを示します)
文法的な特徴
形容詞として都合の良い状態を表すほか、名詞として便宜的な手段という意味でも使用されます。名詞として使う場合は、しばしば an expedient のように不定冠詞を伴い、具体的な解決策や手段を指します。
意味
不適切または不道徳である可能性はあるが、便利で実用的である様子
It was politically expedient to ignore the scandal until after the election.
選挙が終わるまでそのスキャンダルを無視することが、政治的に都合良かった。
目的を達成するための手段。特に、便利ではあるが不適切または不道徳であるとされるもの
The government adopted a temporary expedient to stop the riots.
政府は暴動を止めるために、一時的な便宜的な手段を採用した。