cabochon
カボション
名詞
複数形: cabochons
cabochonは、宝石を面でカットせず、滑らかなドーム状に磨き上げた形状を指します。一般的に、不透明な石や、内部に美しい色彩や模様を持つ石の魅力を最大限に引き出すために用いられる手法です。光を屈折させるのではなく、石そのものの色味や質感を強調したい場合に最適であり、アンティークジュエリーや伝統的な装飾品によく見られます。
ファセットカットとの違い
対照的な手法にfacet(ファセットカット)があります。facetが小さな平面を組み合わせて光の反射や輝き(シンチレーション)を追求するのに対し、cabochonは表面を滑らかに仕上げることで、石の深みや色の均一性を表現します。例えば、オパールやターコイズ、ムーンストーンなどは、その特有の遊色効果や不透明な美しさを活かすため、cabochonとして加工されることが一般的です。
ジュエリー制作における役割
デザイン面では、柔らかい印象や有機的なフォルムを演出したい時に活用されます。また、構造的に底面が平らで上面が丸いため、ベゼルセッティング(覆輪留め)などの技法で固定しやすく、耐久性が高いという実用的な利点もあります。現代のジュエリーにおいても、モダンなデザインにクラシックな温かみを加えるアクセントとして広く利用されています。
意味
名詞カボション
ファセットカットをせず、滑らかで丸いドーム状に成形し、研磨した宝石のこと
The ring featured a large, milky-white opal cabochon.
その指輪には、大きな乳白色のオパールのカボションがはめ込まれていた。